残念、琵琶橋が通行止めに【小仙波町三丁目】【小仙波】
大宮から川越市内に向かう道、今は国道254号の小仙波交差点から新琵琶橋を渡り、東京電力変電所の南側・成田山の北側を経て市内に入っていきます。
もともとはこの道、新琵琶橋のすぐ南側(新河岸川の下流)にある琵琶橋を渡り、喜多院の山門前で北(右)に曲がり、成田山付近で再び西(左)に曲がる道でした。
この古い道にかかる琵琶橋が、残念ながら7月から通行止になってしまいました。
琵琶橋を渡って100mほど南西にいったところにある信号をそのまま直進(といってもやや右寄り)すれば喜多院山門前に出ますが、やや左折をする道をいくと、今の川越の中心である川越駅のほうに抜けられる便利な道であったため、結構な交通量がありました。国道254号も、ほんのちょっと前ではありますが、東松山のほうからやってくると、小仙波交差点で、新琵琶橋方向に右折するレーンに加え、琵琶橋方向に右折するレーンも設けられたくらいです。
琵琶橋の通行止に伴い、この右折レーンも閉鎖されてしまいましたが。
通行止の原因、橋の老朽化でいつ崩れるかわからないため、ということだそうですが、昭和10
年(1935年)に竣工ということで、以前に紹介した、川越景観百選にもはいている、川でなく切り通しにかかる富士見橋(富士見町・仙波町二丁目・仙波町四丁目)が昭和11年竣工ですから、そのさらに1年前という歴史を持つ橋です。
もう少し近くに寄って改めて見てみると、
昔の記憶で定かでないですが、3番目の写真の左端に橋の欄干がありますが、この欄干の上にもう少し何かあったような。
他にも、よくよく見れば、確かにぼろぼろになっています。
そういうわけで、古い橋であるにもかかわらず、便利ということで相当の台数の車が毎日通っていましたから。
かくある私も東松山方面から帰ってくるときはこの橋を渡ってましたし。
喜多院には七不思議と言われる昔話があります。
喜多院の尊海僧正という方がお弟子さんを連れて出かけた帰りに道に迷い、小川のそばに出たけども橋がなくて渡れずにいました。
そこへ琵琶法師が現れ、持っていた琵琶を小川にかけて橋としてくれたので、尊海僧正一行は無事に小川を渡れて喜多院に帰れたそうです。
その後にその小川に橋がかけられ、仙波琵琶橋と呼ばれるようになった、ということで、恐らくこの琵琶橋の名前はこの昔話に由来するものでありましょう。
琵琶橋の復旧工事はどうも未定なようでありますが、昔話に由来し、戦前の建造物であり、川越駅方面への行き来にも便利な橋ですので、早々に改修工事をして、また再び以前のように使える橋にしてほしいですね。
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